どうも!しゅんすけです!
現代アートを目の前にして、
✔何だこれは?
✔何を表現してるんだ?
✔どうやって見ればいいんだ?
こんな疑問を持っている方も多いと思います。
そこで今回は僕なりに考えた、
現代アートの見方と言うものを紹介していきたいと思います。
ずばり現代アートを見るときに考える視点は、
【選択と疑問】
です。
まず覚えておいて頂きたいのは、
アーティストというのは、そもそも“アート”という世間一般的に言われている物を作ろうとはしていないので、
見る方が戸惑ってしまうのは当たり前なんです。
しかし、理解が出来ない事はありません。
これから紹介する手順をしっかり踏めば、
恐らく大体のアートは理解できる様になると思います。
それではご紹介します。
現代アートは”選択”された物で出来ている。

ではどう見ればいいのか?どう考えればいいのか?
それは現代アーティスト達が、何をしているのかが分かると見えてきます。
現代アーティスト達がしているのは多くの【選択】です。
アートは多くの【選択】されたモノで構成されています。
選択って?
となる方もいると思うので、アートが制作されていく中での主要な選択の流れを下記で紹介していきます。
✔理由や動機を選択
時代背景やアーティストのバックグラウンド、印象に残った事件や出来事などから動機や理由を選択
✔主題を選択
理由や動機から発想を得た作品の軸となる内容、磨き上げたコンセプトの選択
✔モノの選択
素材(木材や鉄、鉛など)や、モチーフ(時計や風船、人物など)や、モノの比喩の選択
✔手法を選択
絵画、写真、映像、彫刻など、またはそれらを組み合わせた手法の選択
✔環境の選択
アートを見せる場所(美術館、路上、SNSなど)や、タイミング(時間や時代など)誰に向けたメッセージなのかを選択
これらの選択を全て複合する事によって1つの作品が生まれます。
理由や動機があり主題を選択。
それを伝える為に手法、モノ、環境を選択。
それら選択をしていき、ようやく僕たち鑑賞者に伝える為のアートが出来上がります。
ですので、選択の意味というのはとても重要となります。
では、僕たち鑑賞者はそれをどうすればいいのか?どう考えればいいのか?を解説します。
“疑問”は無限の可能性を秘めている

上記に挙げた【選択】の意味を【疑問】に変えて考えて見ましょう。
✔理由や動機への疑問
【誰が制作したのか、いつ制作したのか、作者はどんな生い立ちか】
✔主題への疑問
【何を伝えたいのか、自分は何を感じたのか】
✔モノへの疑問
【何で作ったのか、何を使っているのか、どんな意図でこの材料を使っているのか】
✔手法への疑問
【絵、写真、映像、彫刻など、何故この手法を選んだのか】
✔環境への疑問
【どこに展示されているのか、誰に向けられているのか】
上記に挙げた疑問はほんの一例に過ぎません。
素直にアートを見た時に自分から出た疑問が非常に大切で、
どんな疑問もその先には無限の可能性を秘めています。
現代アートを知れば新しい視点が見えてくる

最近では、
✔社会に対するアート
✔環境に目を向けたアート
✔コミュニケーションのアート
などの視点のアート作品が目立つようになってきています。
アートの世界に入り込んで、
・アートとは何か。
・何が面白いのか。
・何を伝えたいのか。
疑い、調べ、考え、新しい視点を持つことが非常に大切です。
その先にはきっと、以前の自分とは違う視点の世の中が見えてきます。
最後に、鑑賞者が陥りがちな注意点を1つだけ。
それは、アーティストが表現した事を必ずしも肯定をする必要は無いという事です。
・納得できない
・意味が分からない
・意図が分からない
そんな表現には徹底的に正々堂々と向き合う事が大事です。
アートを見て何を感じるかは100人いれば100通りの感じ方があります。
自分の感性を否定することなく、あなたしか持てない感性を磨いていってください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
そもそも僕も一応の知識として覚えていますが、
なんとなく好き。なんとなく嫌い。
実際に見てる時はこんな感じなので、自分の好きなように見るのが一番だと思います!笑